2016年 06月 27日
インドネシア薬草旅 その② |
3人の伝統治療師に会いに行くことができました。
3種3様に、素晴らしい体験でした。
最初に訪れたのがジャワ島、ソロの村の治療院。
朝早く行かないと混むよとのことで、ドライバーに早朝連れて行ってもらいました。
3種3様に、素晴らしい体験でした。
最初に訪れたのがジャワ島、ソロの村の治療院。
朝早く行かないと混むよとのことで、ドライバーに早朝連れて行ってもらいました。
車から降り立ったら、看板もなにもない簡素なところなのに、待合所にはすでに老若男女沢山の患者さんたちが待っています。
示されるがまま、現地の皆さんに混じってちょこんと座るわたしたち。周りの人と目があうと、にこっとされたり、わからないインドネシア語でどんどんしゃべられたり。。
患者さんたちも、その場の空気もなんだか穏やかです。
ドライバーも誰も英語が通じなかったけど、この空気にあって不思議となんの不安もなくゆだねることに。
病院なので写真を撮るのは最初控えていたのですが、病院らしくない感じがしていました。
そんな中、いよいよ先生登場!
ひとりひとり部屋に呼ばれて診察されるのかと思いきや、いきなり患者さんみんなの前で公開治療がはじまりました。
あれ、ここで治療するの?
でもわたしたちにとっては、全部みせてもらえるなんてラッキーなことです。
言葉が通じない分、五感フル動員で、治療の様子をみることになりました。
患者さんが順番に前に呼ばれ、先生は、うつ伏せで足先から腰、背中、首。座って、手指先、頭。
あおむけで頭、首、目へと一環した流れで診ていかれます。
触られる部位により、あまりに痛いのか叫ぶ人もでてきます。
示されるがまま、現地の皆さんに混じってちょこんと座るわたしたち。周りの人と目があうと、にこっとされたり、わからないインドネシア語でどんどんしゃべられたり。。
患者さんたちも、その場の空気もなんだか穏やかです。
ドライバーも誰も英語が通じなかったけど、この空気にあって不思議となんの不安もなくゆだねることに。
病院なので写真を撮るのは最初控えていたのですが、病院らしくない感じがしていました。
そんな中、いよいよ先生登場!
ひとりひとり部屋に呼ばれて診察されるのかと思いきや、いきなり患者さんみんなの前で公開治療がはじまりました。
あれ、ここで治療するの?
でもわたしたちにとっては、全部みせてもらえるなんてラッキーなことです。
言葉が通じない分、五感フル動員で、治療の様子をみることになりました。
患者さんが順番に前に呼ばれ、先生は、うつ伏せで足先から腰、背中、首。座って、手指先、頭。
あおむけで頭、首、目へと一環した流れで診ていかれます。
触られる部位により、あまりに痛いのか叫ぶ人もでてきます。
リアクションが大袈裟なだけなのかなんなのか??? ?がいっぱいのわたしたち。
けど、まあよくあることという感じで、他の患者さんたちはその様子をにこやかに見守っています。
けど、まあよくあることという感じで、他の患者さんたちはその様子をにこやかに見守っています。
ここに通う人、誰もが通る道なのでしょうか。
わたしたちの順番がきたので、写真を撮ってもよいか承諾をえて撮影をはじめました。
先生は、全然気にしないよという感じで淡々と、和やかに、しかし鋭いまなざしを向け、治療開始です。
まず、身体をしっかり触られる前に、軽く触られます。
わたしたちの順番がきたので、写真を撮ってもよいか承諾をえて撮影をはじめました。
先生は、全然気にしないよという感じで淡々と、和やかに、しかし鋭いまなざしを向け、治療開始です。
母親の名前も聞かれました。
ここで個々の体質かなにかポイントを絞っているのか、それぞれにあわせた一杯のジャムウが処方されます。
これを飲んだ後に、施術をするというのが治療の流れのよう。
わたしに処方されたジャムウは、なかなかさわやかなミント風味で一気に飲み干せたのに、ヤヨイさんは、とろみのある相当に濃ゆい飲み物を手渡され、飲みたくない様子。全部飲むにはバリウムなみにきつそうでした。
がんばりました。笑
先にヤヨイさん、施術開始。
ヤヨイさんは、我慢強くてガッツもあって、弱音はなかなか吐かない人です。
そんなヤヨイさんが、前半はじまってまだわりとすぐ、叫ぶ!!
(この写真は、全然かわいい方です)
皆さんはにやっと笑い、わたしは面白こわくなる。。
いろいろありましたが、激しさもひととおり越えて、最後は目で穏やかにおしまいです。
ヤヨイさんはかなり放心していたけど、どこかすっきりしているようにも見えました。
いざわたしも同じように寝そべるところから、激痛悶絶体験。笑
(載せませんが動画みたい方は言ってください)
つま先から腰、首をさわられた時、ものすごく痛い瞬間があったのですが、終わるとなんでもありません。
ここで個々の体質かなにかポイントを絞っているのか、それぞれにあわせた一杯のジャムウが処方されます。
これを飲んだ後に、施術をするというのが治療の流れのよう。
先にヤヨイさん、施術開始。
そんなヤヨイさんが、前半はじまってまだわりとすぐ、叫ぶ!!
(この写真は、全然かわいい方です)
皆さんはにやっと笑い、わたしは面白こわくなる。。
ヤヨイさんはかなり放心していたけど、どこかすっきりしているようにも見えました。
(載せませんが動画みたい方は言ってください)
つま先から腰、首をさわられた時、ものすごく痛い瞬間があったのですが、終わるとなんでもありません。
あれは、なんだったのだろう。
二人して脱力と同時にいろいろ温かいものを感じました。
どこを治したいといったものではないたった一度の治療体験でしたから全体の印象しか語れませんが、ほとんど言葉の通じない治療師と現場から、見る・聞く・飲む・触られるの体験をとおして感じた事。
痛いことを痛い空気にしない(身体的には、瞬間的に痛いのだけど)優しさ。
深刻にしすぎない(実際には、深刻な状態の人もいるはずだけど)おおらかさ。
先生の目も手もとても鋭いのだけど、あたりはとてもいい温度。
細部に全体をみているし、全体にはちゃんと細部が宿っている。
本で読んだようなこともこの場にはちゃんとあり、治癒力をブロックするものが一切ない感じがしました。
ヤヨイさんが、この先生の醸す空気を、山本周五郎の赤ひげ診療譚の“赤ひげ先生”だと言っていたけど、まさにそう。
山本周五郎の、人情と、目に見えないものの美しさに光をあてた世界観のようで、互いへの信頼が根底にあることに感動しました。
こどもの治療のあとには、ご褒美に、ちょろっとお小遣いあげてたみたいです。
二人して脱力と同時にいろいろ温かいものを感じました。
どこを治したいといったものではないたった一度の治療体験でしたから全体の印象しか語れませんが、ほとんど言葉の通じない治療師と現場から、見る・聞く・飲む・触られるの体験をとおして感じた事。
痛いことを痛い空気にしない(身体的には、瞬間的に痛いのだけど)優しさ。
深刻にしすぎない(実際には、深刻な状態の人もいるはずだけど)おおらかさ。
先生の目も手もとても鋭いのだけど、あたりはとてもいい温度。
細部に全体をみているし、全体にはちゃんと細部が宿っている。
本で読んだようなこともこの場にはちゃんとあり、治癒力をブロックするものが一切ない感じがしました。
ヤヨイさんが、この先生の醸す空気を、山本周五郎の赤ひげ診療譚の“赤ひげ先生”だと言っていたけど、まさにそう。
山本周五郎の、人情と、目に見えないものの美しさに光をあてた世界観のようで、互いへの信頼が根底にあることに感動しました。
by akiicoco
| 2016-06-27 10:00
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