2011年 10月 05日
秋 |
10月の雨降り、うぅぅぅ寒いっ。
今朝のクラスはこの秋初の床暖房を入れました。
動き出すと代謝もあがるのですぐオフに、そしてシャバアサナで冷えないようまたオンにという感じで、今後調整していきますね。
夏が過ぎ、これからは空気が冷たく乾燥へ向かいます。
アーユルヴェーダで言われるヴァータの季節、それに加え、ヴァータ体質のわたしはアンバランスがおこりやすくなるので気をつけたい時期。
わたしだけでなくて、日本人はヴァータ体質の人が多いこと、ヴァータは全ての病素エネルギーとも言われるので、ちょっと説明しますね。
そもそもヴァータってなに?
アーユルヴェーダとは、約5000年の歴史があるインドの伝承医学とも言われますが、もともとはサンスクリット語の「アーユス(aayus 生気、生命)」と「ヴェーダ(veda 科学、真実)」の複合語、直訳すると「生命の科学」を意味します。
エステ?とか、トリートメントっぽいとか、マッサージの一種?と思われがちかなあと。
もちろんそれらも含むのだけど、病気の治療、予防、健康の維持・増進、若返りなどを目指し、食や運動、休養方法など日常の生活全般から、「よりよく生きる」にアプローチしていくもの。ちゃんと体系化されているのです。
なのでヨガと同じく、根底にあるのはエネルギーで、話もどうしてもそこからになってしまいます。
宇宙のすべては5つの元素から出来ており、人間も宇宙の一部なので、これらのエネルギーによって支配されるという「五元素理論」は中医学にも通じますが、アーユルヴェーダでは、この5元素の特質から「トリドーシャ」と言われる3つのエネルギーに分類し、さらに細かく性質と働きを表すことで、心や体の状態、季節や時間といった環境に伴う変化などを説明してくれています。
VATA(ヴァータ)の元素
「空(空間)」 すべての場を提供
「風」 動きを支配する
性質: 軽・動・速・冷・乾燥性
作用: 運動、輸送、活性、呼吸、心の動き、コミュニケーションなど
PITTA(ピッタ)の元素
「火」 熱の発生・摩擦を支配
「水」 液体や流れを支配
性質: 熱・鋭・軽・液・微油性
作用: 消化、代謝、分析、情熱、知性など
KAPA(カパ)の元素
「水」 液体や流れを支配
「土」 静や固定を支配
性質: 重・油・遅・冷・安定性
作用: 結合、構造の維持、合成、体力、抵抗力、親しみ、寛容など
やっとでてきました~
このトリドーシャの中のひとつがVATA(ヴァータ)。
その性質から、秋~冬(10月中旬~3月中旬)は、冷えや乾燥が起こるVATA期と分類されます。
アーユルヴェーダには「似たものが似たものを増やし、異なるものが異なるものを減らす」という法則があるのも特徴で、この時期は、冷えは冷えを、乾燥は乾燥をとVATA特有の「風」でもってさらにその特性を煽り、体内では動きをつかさどる循環器系が過剰に働き、風邪・咽喉炎、肌の乾燥といった症状が出やすくなります。
同様の考えで、冬の終わり~春(3月中旬~6月中旬)は、KAPAが過剰になりがちで、目やに鼻水、花粉症、だるさなどの症状が出やすくなります。
夏(6月中旬~10月中旬)は、PITTAが過剰になりがちで、下痢や食中毒など胃腸症状となって顕れやすくなります。
体質のくくりでみると、VATA,PITTA,KAPAこれら3つは、どんな人ももちあわせるエネルギーですが、その配分が人によって違い、一生ベースとなる生まれもったものと、環境や年齢とともに増減していくものとで、たえず変化していきます。
個人の体質チェックは、本来、アーユルヴェーダドクターの脈診・舌診・質問といった総合的な診断によるものですが、自分で気軽に診断できるサイトもあるので興味があればやってみてください。
こちらは、今回マイソールでお世話になったドクターマドゥ(奥)と、裏で採ってきたばかりのハーブ、ニームの蒸パフを準備する弟ドクター。
このパフ(正式な名前がわからない)、全身マッサージのアビヤンガの最後の仕上げに身体擦り込んでくれるのだけど、熱く蒸されると香ばしくてとってもいいにおいになる。
地元に根ざした小さなマドゥ治療院。村の人たちが本当に彼を信頼して治療に通っている様子が垣間見れました。ケララにも治療院があるそう。
というわけでマドゥに診断してもらったら、わたしはVATA、PITTA体質。
VATAが主でPITTAが副ドーシャ。KAPAは言われなかったからきっとごくわずかだったのではないかと。
3年前日本で違うインド人ドクターが診断してもらった際も同じ結果、自分の性分で自覚している点もあって納得でした。
性質がわかれば、そこに相反するエネルギーを注入すればいい。
と、随分前に陰陽論でも書いた気がするけど要するに同じね。
中庸こそ目指すところ。
VATAの季節には極力VATAを増やさないよう、VATAと相反する性質の生活を送った方がバランスがとれるということです。
温かい格好、温かい食事、お風呂にゆっくり入るなど、湿度をあげ温熱で温まるだとか、ふらふらせかせかせずに慌てずに。地に足つけて規則正しい生活をするとか。
ちょっと耳が痛い。。。
VATA体質の人は特にこころがけたいですね。
施術が終わって、放心状態のさとこさん。
いろんなものをわたしに譲ってくれたけど、
苦ーい?薬草ドリンクも最後、どうぞーってわたしにくれましたん。
なにがどんなか、ヨギスペシャルマッサージについてはsatokoブログにもあったように具体的には言えないけど、他の治療院でも施術してもらったけど、マドゥマジック☆マドゥ最高。
今朝のクラスはこの秋初の床暖房を入れました。
動き出すと代謝もあがるのですぐオフに、そしてシャバアサナで冷えないようまたオンにという感じで、今後調整していきますね。
夏が過ぎ、これからは空気が冷たく乾燥へ向かいます。
アーユルヴェーダで言われるヴァータの季節、それに加え、ヴァータ体質のわたしはアンバランスがおこりやすくなるので気をつけたい時期。
わたしだけでなくて、日本人はヴァータ体質の人が多いこと、ヴァータは全ての病素エネルギーとも言われるので、ちょっと説明しますね。
そもそもヴァータってなに?
アーユルヴェーダとは、約5000年の歴史があるインドの伝承医学とも言われますが、もともとはサンスクリット語の「アーユス(aayus 生気、生命)」と「ヴェーダ(veda 科学、真実)」の複合語、直訳すると「生命の科学」を意味します。
エステ?とか、トリートメントっぽいとか、マッサージの一種?と思われがちかなあと。
もちろんそれらも含むのだけど、病気の治療、予防、健康の維持・増進、若返りなどを目指し、食や運動、休養方法など日常の生活全般から、「よりよく生きる」にアプローチしていくもの。ちゃんと体系化されているのです。
なのでヨガと同じく、根底にあるのはエネルギーで、話もどうしてもそこからになってしまいます。
宇宙のすべては5つの元素から出来ており、人間も宇宙の一部なので、これらのエネルギーによって支配されるという「五元素理論」は中医学にも通じますが、アーユルヴェーダでは、この5元素の特質から「トリドーシャ」と言われる3つのエネルギーに分類し、さらに細かく性質と働きを表すことで、心や体の状態、季節や時間といった環境に伴う変化などを説明してくれています。
VATA(ヴァータ)の元素
「空(空間)」 すべての場を提供
「風」 動きを支配する
性質: 軽・動・速・冷・乾燥性
作用: 運動、輸送、活性、呼吸、心の動き、コミュニケーションなど
PITTA(ピッタ)の元素
「火」 熱の発生・摩擦を支配
「水」 液体や流れを支配
性質: 熱・鋭・軽・液・微油性
作用: 消化、代謝、分析、情熱、知性など
KAPA(カパ)の元素
「水」 液体や流れを支配
「土」 静や固定を支配
性質: 重・油・遅・冷・安定性
作用: 結合、構造の維持、合成、体力、抵抗力、親しみ、寛容など
やっとでてきました~
このトリドーシャの中のひとつがVATA(ヴァータ)。
その性質から、秋~冬(10月中旬~3月中旬)は、冷えや乾燥が起こるVATA期と分類されます。
アーユルヴェーダには「似たものが似たものを増やし、異なるものが異なるものを減らす」という法則があるのも特徴で、この時期は、冷えは冷えを、乾燥は乾燥をとVATA特有の「風」でもってさらにその特性を煽り、体内では動きをつかさどる循環器系が過剰に働き、風邪・咽喉炎、肌の乾燥といった症状が出やすくなります。
同様の考えで、冬の終わり~春(3月中旬~6月中旬)は、KAPAが過剰になりがちで、目やに鼻水、花粉症、だるさなどの症状が出やすくなります。
夏(6月中旬~10月中旬)は、PITTAが過剰になりがちで、下痢や食中毒など胃腸症状となって顕れやすくなります。
体質のくくりでみると、VATA,PITTA,KAPAこれら3つは、どんな人ももちあわせるエネルギーですが、その配分が人によって違い、一生ベースとなる生まれもったものと、環境や年齢とともに増減していくものとで、たえず変化していきます。
個人の体質チェックは、本来、アーユルヴェーダドクターの脈診・舌診・質問といった総合的な診断によるものですが、自分で気軽に診断できるサイトもあるので興味があればやってみてください。
こちらは、今回マイソールでお世話になったドクターマドゥ(奥)と、裏で採ってきたばかりのハーブ、ニームの蒸パフを準備する弟ドクター。
このパフ(正式な名前がわからない)、全身マッサージのアビヤンガの最後の仕上げに身体擦り込んでくれるのだけど、熱く蒸されると香ばしくてとってもいいにおいになる。
地元に根ざした小さなマドゥ治療院。村の人たちが本当に彼を信頼して治療に通っている様子が垣間見れました。ケララにも治療院があるそう。
というわけでマドゥに診断してもらったら、わたしはVATA、PITTA体質。
VATAが主でPITTAが副ドーシャ。KAPAは言われなかったからきっとごくわずかだったのではないかと。
3年前日本で違うインド人ドクターが診断してもらった際も同じ結果、自分の性分で自覚している点もあって納得でした。
性質がわかれば、そこに相反するエネルギーを注入すればいい。
と、随分前に陰陽論でも書いた気がするけど要するに同じね。
中庸こそ目指すところ。
VATAの季節には極力VATAを増やさないよう、VATAと相反する性質の生活を送った方がバランスがとれるということです。
温かい格好、温かい食事、お風呂にゆっくり入るなど、湿度をあげ温熱で温まるだとか、ふらふらせかせかせずに慌てずに。地に足つけて規則正しい生活をするとか。
ちょっと耳が痛い。。。
VATA体質の人は特にこころがけたいですね。
施術が終わって、放心状態のさとこさん。
いろんなものをわたしに譲ってくれたけど、
苦ーい?薬草ドリンクも最後、どうぞーってわたしにくれましたん。
なにがどんなか、ヨギスペシャルマッサージについてはsatokoブログにもあったように具体的には言えないけど、他の治療院でも施術してもらったけど、マドゥマジック☆マドゥ最高。
by akiicoco
| 2011-10-05 22:58
| yoga